走行中のエンジントラブル「駆動系トラブル編」

2009年09月12日

原付で走行中にエンジンが止まってしまうトラブルに遭遇すると、本当に困りますよね。
燃料系トラブル、吸気系トラブル、電送系トラブル、駆動系トラブル・・・など大まかにいうとこんなところでしょうか。
では、この中から原付の駆動系トラブルについて、原因やそれに伴う修理箇所について触れてみたいと思います。

まず、ベルトが切れ、クランクケースの内部がグチャグチャになっていると、ベルトの磨耗は最高速が伸びません。
切れる瞬間は、エンジン音が空回りするといった感じです。
切れれば、ギヤ付きニュートラルみたいな状態になります。
停止時は、ひどい時などキックすら下りないようです。

この場合の修理ですが、故障箇所がベルト切れなのでキドライブベルトを交換してください。
場合によっては、クラッチ側の交換も必要かもしれません。

2つ目に、クランクシャフトベアリングが正常に動かないと、エンジンを始動すると、シャーシャーうるさいといった現象がおきます。
また、エンジンを止めるときに、急に止まります。
そして停止時は、突然。
停止後は、キックすら下りないという状態に陥ります。
このケースでは、クランクシャフトを回す役割のベアリングが錆ついているか、もしくはボールが破損していることが考えられます。
なので、クランクベアリングの交換と、それを取り巻いているオイルシールの交換といった処置を行いましょう。
場合によっては、クランクシャフトの交換も必要ですね。
  


Posted by deka at 22:46